約 3,849,302 件
https://w.atwiki.jp/urawaza/pages/19.html
■PlayStation2さ行 Top | 目錄 | あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 目次(さ行) ■「スペースヴィーナス」 starringモーニング娘。 ■3年B組金八先生 伝説の教壇に立て! ■7~モールモースの騎兵隊~ ■7BLADES ■CITY CRISIS ■G-SAVIOUR ■J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう! 04 ■J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!3 ■Juiced~チューンドカー伝説~(US版) ■Jリーグウイニングイレブン5 ■Jリーグウイニングイレブン6 ■Jリーグ ウイニングイレブン2007 クラブチャンピオンシップ ■PSI-OPS サイキック・オペレーション(US版) ■SAKURA~雪月華~ ■SEVEN SAMURAI 20XX ■Shadow of Memories ■SHADOW OF ROME ■Shinobi ■SILENT SCOPE ■SILENT SCOPE2 イノセントスウィーパー ■SILPHEED THE LOST PLANET ■SIMPLE2000シリーズ Vol.19 THE恋愛シミュレーション 私におまカフェ ■SIMPLE2000シリーズ Vol.33 THE ジェットコースター ■SIMPLE2000シリーズ Vol.34 THE 恋愛ホラーアドベンチャー 漂流少女 ■SIMPLE2000シリーズ Vol.37 THE シューティング~ダブル紫炎龍~ ■SIMPLE2000シリーズ Vol.50 THE 大美人 ■SIMPLE2000シリーズ Vol.6 ラブ★アッパー! ■SIMPLE2000シリーズ Vol.78 THE 宇宙大戦争 ■SIMPLE200シリーズ Vol.31 THE 地球防衛軍 ■SIMPLE200シリーズ Vol.56 THE サバイバルゲーム ■SIMPLE200シリーズ Vol.9 THE 恋愛アドベンチャー BITTERSWEET FOOLS ■SIREN ■SIREN 2(サイレン2) ■SNOW ■SOCOM II U.S. NAVY SEALs ■SOCOM U.S. NAVY SEALs ■Sorcerous Stabber ORPHEN~魔術士オーフィン~ ■SPY FICITON ■SSX On Tour ■SSX TRICKY ■SURFROID~伝説のサーファー~ ■THE BASEBALL 2002 バトルボールパーク宣言 パーフェクトプロ野球 ■THE BASEBALL 2003 バトルボールパーク宣言 パーフェクトプロ野球 ■The Fear ■The Mark of Kri(JP版) ■The Mark of Kri(US版) ■The Matrix Path of Neo(US版) ■THE MECHSMITH ■THE RUMBLE FISH ■THE 京浜急行~Train Simulator Real~ ■Z.O.E ■ザ・キング・オブ・ファイターズ 98 ULTIMATE MATCH ■ザ・キング・オブ・ファイターズ 2000? ■ザ・キング・オブ・ファイターズ 2001 ■ザ・キング・オブ・ファイターズ 2002 ■ザ・キング・オブ・ファイターズ 2002 ULTIMATE MATCH ■ザ・キング・オブ・ファイターズ 2003 ■ザ・キング・オブ・ファイターズ NEOWAVE ■ザ・キング・オブ・ファイターズ XI ■ザ・コンビニ3~あの町を独占せよ~ ■ザ・シムズ ■ザ・警察官 新宿24時 ■サーヴィランス 監視者? ■サイヴァリア コンプリートエディション ■サイオプス サイキック・オペレーション(US版) ■サイドワインダーF ■サイドワインダーMAX ■サイドワインダーV ■サイレントヒル2? ■サイレントヒル2 最後の詩? ■サイレントヒル3 ■サイレントヒル4 ザ・ルーム? ■サカつく2002 J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう! ■サクラ大戦~ミステリアス巴里~ ■サクラ大戦~熱き血潮に~? ■サクラ大戦3~巴里は燃えているか~ ■サクラ大戦V EPISODE 0 ~荒野のサムライ娘~ ■サクラ大戦V~さらば愛しき人よ~ ■サッカーライフ ■サッカーライフ2 ■サベージスカイ ■サムライウエスタン 活劇侍道 ■サムライスピリッツ零? ■サムライスピリッツ 天下一剣客伝 ■サムライチャンプルー ■サモンナイト エクステーゼ 夜明けの翼 ■サモンナイト3 ■サルゲッチュ ミリオンモンキーズ ■サルゲッチュ2 ■サルゲッチュ3 ■サンダーストライクオペレーションフェニックス ■サンライズワールドウォー From サンライズ英雄譚 ■サンライズ英雄譚2 ■サンライズ英雄譚R ■シークレット・ウェポン・オーバー・ノルマンディ(US版) ■シーマン~禁断のペット~ガゼー博士の実験島 ■ジーワンジョッキー2 ■ジェットでGO!2 ■ジェネレーション・オブ・カオス ■ジェネレーション・オブ・カオス III~時の封印~ ■ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 ■シムビープル お茶の間劇場 ■シャーマンキングふんばりスピリッツ ■シャイニング・ウィンド ■シャイニング・フォースネオ ■シャイニングフォースイクサ ■シャイニングティアーズ ■ジャック×ダクスター 旧世界の遺産 ■ジャック×ダクスター2 ■シャドウ ハーツ ■シャドウ ハーツ フロム・ザ・ニュー・ワールド ■シャドウ ハーツII ■シャドウ・ザ・ヘッジホッグ ■シャドウタワー アビス ■シューティング ラブ。~TRIZEAL~ ■シュレック2(US版) ■ショーン・パーマー プロスノーボーダー ■ショコラ-maid in curio- ■ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風 ■ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド ■すい~とし~ずん ■スイートレガシー~ボクと彼女の名もないお菓子~ ■スーパーギャルデリックアワー ■スーパーパズルボブル ■スーパーパズルボブル2 ■スーパーロボット大戦 Scramble Commander ■スーパーロボット大戦IMPACT ■スーパーロボット大戦MX ■スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS ■スーパーロボット大戦OG 外伝 ■スカイオデッセイ ■スカイガンナー ■スキャンダル ■スクールランブル 寝る娘は育つ。 ■スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐(JP版) ■スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐(US版) ■スター・ウォーズ ジャンゴ・フェット ■スター・ウォーズ バトルフロント ■スター・ウォーズ バトルフロントII(JP版)? ■スター・ウォーズ バトルフロントII(US版) ■スター・ウォーズ・ジェダイ・スターファイター ■スターオーシャン Till the End of Time ■スターオーシャン Till the End of Time Director s Cut ■スタントマン(US版) ■ステッピングセレクション ■ストリートゴルファー ■ストリートファイター EX3? ■ストリートファイターIII 3rd STRIKE -Fight for the Future- ■ストリートファイターZERO~ファイターズ ジェネレーション ■スノーボードヘヴン ■スパイダーマン ■スパイダーマン2(JP版) ■スパイダーマン2(US版) ■スパイハンター ■スパルタン~古代ギリシャ英誘伝~(US版) ■スプラッシュダウン ■スペースチャンネル5 パート2 ■スペクトラル VS ジェネレーション ■スペクトラルフォース クロニクル ■スペクトラルフォース ラジカルエレメンツ ■スマッシュコート プロトーナメント ■スマッシュコート プロトーナメント2 ■スレッドカラーズ~さよならの向こう側~ ■スロッターUPコア5 ルパン大好き!主役は銭形 ■スロッターUPコア7 激闘打!ストリートファイターII ■セガ スーパースターズ ■セガエイジス2500シリーズ Vol.11 北斗の拳 ■セガエイジス2500シリーズ Vol.13 アウトラン ■セガエイジス2500シリーズ Vol.14 エイリアンシンドローム ■セガエイジス2500シリーズ Vol.19 ファイティングバイパーズ ■セガエイジス2500シリーズ Vol.20 スペースハリアーII ~スペースハリアーコンプリートコレクション~ ■セガエイジス2500シリーズ Vol.21 SDI&カルテット ~SEGA SYSTEM 16 COLLECTION~ ■セガエイジス2500シリーズ Vol.22 アドバンス大戦略 ドイツ電撃作戦 ■セガエイジス2500シリーズ Vol.23 セガメモリアルセレクション ■セガエイジス2500シリーズ Vol.25 ガンスターヒーローズ ~トレジャーボックス~ ■セガエイジス2500シリーズ Vol.26 ダイナマイト刑事 ■セガエイジス2500シリーズ Vol.27 パンツァードラグーン ■セガエイジス2500シリーズ Vol.28 テトリスコレクション ■セガエイジス2500シリーズ Vol.8 バーチャレーシング フラットアウト ■セガラリー2006 ■ゼノサーガ エピソードI 力への意思? ■ゼノサーガ エピソードII 善悪の彼岸 ■ゼノサーガ エピソードIII ツァラトゥストラはかく語りき ■ゼノサーガ フリークス ■ゼロヨンチャンプシリーズ ドリフトチャンプ ■ゾイド タクティクス ■ゾイドインフィニティ フューザース ■ゾイドストラグル ■ソウルキャリバーII ■ソウルキャリバーIII ■ソウルリーバー2 ■ソニック ジェムズ コレクション ■ソニックヒーローズ ■ソニックメガコレクション プラス ■ソニックライダーズ ■魁!!クロマティ高校 ■最終電車 ■最終兵器彼女 ■最遊記RELOAD GUNLOCK ■桜坂消防隊 ■三洋パチンコパラダイス11 ■三洋パチンコパラダイス8 ■三國志IX with パワーアップキット ■三國志VII ■三國志VIII ■三國志X ■三國志戦記 ■三國志戦記2 ■侍 ■侍 完全版 ■侍道2 ■時空冒険記ゼントリックス ■式神の城 ■式神の城II ■史上最強の弟子ケンイチ 激闘!ラグナレク八拳豪 ■実況G1stable ■実況Jリーグ パーフェクトストライカー3 ■実況Jリーグ パーフェクトストライカー5 ■実況パワフルプロ野球10 ■実況パワフルプロ野球10 超決定版 2003メモリアル ■実況パワフルプロ野球10 超決定版 2003メモリアル ■実況パワフルプロ野球11 ■実況パワフルプロ野球12 ■実況パワフルプロ野球12 決定版 ■実況パワフルプロ野球13 ■実況パワフルプロ野球7 ■実況パワフルプロ野球7 決定版 ■実況パワフルプロ野球8 ■実況パワフルプロ野球8 決定版 ■実況パワフルプロ野球9 ■実況パワフルメジャーリーグ ■実況ワールドサッカー FINAL EDITION ■実況ワールドサッカー2000 ■実況ワールドサッカー2001 ■実況ワールドサッカー2002 ■実戦パチスロ必勝法! キングキャメル ■実戦パチスロ必勝法!アラジン2エボリューション ■実戦パチスロ必勝法!サバンナパーク ■実戦パチスロ必勝法!鬼武者3 ■実戦パチスロ必勝法!北斗の拳 ■実戦パチスロ必勝法!北斗の拳PLUS ■実戦パチスロ必勝法!猛獣王S ■実戦パチプロ必勝法!サラリーマン金太郎 ■実践パチスロ必勝法! 獣王 ■首都高バトル0 ■首都高バトル01 ■獣王記-PROJECT ALTERED BEAST- ■勝負師伝説 哲也 ダイジェスト ■新コンバットチョロQ ■新鬼武者 DAWN OF DREAMS ■新世紀エヴァンゲリオン 綾波育成計画 with アスカ補完計画 ■新世紀エヴァンゲリオン2 ■新世紀勇者大戦 ■新撰組群狼伝 ■新天魔界 GOCIV~アナザサイド~ ■新天魔界 ジェネレーション オブ カオス IV ■真・三國無双 ■真・三國無双2 ■真・三國無双2 猛将伝? ■真・三國無双3 ■真・三國無双3 Empires? ■真・三國無双3 猛将伝? ■真・三國無双4 ■真・三國無双4 Empires? ■真・三國無双4 猛将伝 ■真・三國無双5 Special ■真・女神転生 ~nocturne ■真・女神転生III ノクターン マニアクス ■真・爆走デコトラ伝説~天下統一頂上決戦~ ■真魂斗羅 ■神魂合体ゴーダンナー!! ■水月~迷心~ ■正義の味方 ■聖剣伝説4 ■聖闘士星矢 聖域十二宮編 ■聖闘士星矢 冥王ハーデス十二宮編 ■絶体絶命都市 ■絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち-? ■戦国BASARA ■戦国BASARA2 ■戦国BASARA2 英雄外伝 HEROES ■戦国無双 ■戦国無双 猛将伝? ■戦国無双2 ■戦国無双2 Empires ■戦国無双2 猛将伝 ■続せがれいじり 変珍たませがれ ■忍道 戒 ■白中探検部 ■零~zero~ ■零~紅い蝶~ ■零~刺青ノ聲~ 目次(さ行) Top | 目錄 | あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 ■PlayStation2さ行
https://w.atwiki.jp/gods/pages/98012.html
ジークフロイト ジークフリートイッセイの別名。
https://w.atwiki.jp/ljksscenario/pages/114.html
……少年の眼前で、損壊した黄金の杯が鳴動していた。 眩く光るこれこそは大聖杯。しかしそれは最早戦利品として争奪される万能の釜ではなく、ある人物の願いを受託した結果変質した人類救済機だった。 奇跡の産物と化した聖杯はこれより全人類に慈雨を降らせ、その不完全な肉体から魂を解放する。 真なる不滅の存在へとヒトを至らせ、恒久的な平和と幸福を世界に齎す福音。 それはとても幸福なことだ。もう誰も傷ついたり、志半ばに果てることのない、理想郷の実現だ。 「――今は無き五つの令呪において、我は代償を支払おう」 しかし少年は、それを阻むことを選んだ。 それは、もしかしたら誤った選択かもしれない。 これから無数に流される、無辜の血を容認する行い。それはともすれば、人類への敵対行為とすら断じられるものかもしれない。 しかし邪悪の謗りを受けるとしても、少年にはそれを選ぶだけの理由があった。 「……うん。これは、俺の望みだ」 いつかその邪悪が、何の意味もなくなる日が必ず訪れると信じて。 少年は、宙に向かって翔け出して――――――そして本来の運命より、ほんの刹那だけ早く、その世界から消失した。 ☓☓☓ 「――起きて、あなた(シグルド)。起きてください」 呼び声に優しく意識を掴まれて、少年は微睡みの淵から浮上した。 開いたばかりの滲んだ視界の先には、こちらを慈しむように覗き込む、女の微笑みが浮かんでいた。 「ああ、やっと起きてくださいました」 そんな少年の覚醒を見て、女は窓から差し込む朝日も恥じらうような、眩い破顔を零した。 美しい笑みだった。人並みの感受性には疎いと思う少年にも、疑う余地なくそうと認識できるほどに。 ……あの日、あの時。目にした貴きものがなければきっと、“これ”に心を奪われてしまっていただろうと思えるほどに。 「おはようございます、マスター。この都にも朝が訪れていますよ」 「……すまない、寝過ごしていたらしい」 答えてから、身を起こす。これまた通常の人間であれば、そのまま囚われていただろう感触から頓着なく逃れた勢いのままに立ち上がり、振り返る。 視線の先には、ベッドに腰掛けたままの、美しい女がいた。 実るべき部位は豊かに、締まるべき箇所からは余分を排した、黄金比と呼ぶ他にない、天の惜しみない造形美を完璧に配されたその肉体。視線を上げれば染み一つない白磁の首筋を通り、微かに乳白色を帯びたたおやかな美貌が待ち受ける。滑らかに流れる銀糸の群れの先端は丸みを帯びて床を撫で、前髪が隠してしまっている右目にもまた、左目同様、ルーラーより色素の薄い紫水晶の瞳が鎮座しているのだと理解できた。 現代に似つかわしくない、華奢な銀の鎧という装いさえも、その女のかたちを映えさせるアクセントとなって、いかめしさをまるで感じ取らせない。 現実感を喪失させるほどの、幻想そのものを体現する美がそこに形を成していた。 その神秘的な存在感に微かに気圧されながらも、思考の回り始めた少年は何とか言葉を絞り出した。 「……すまない、少し待ってくれ。状況を飲み込めていないんだが」 「あなたはこの聖杯戦争の参加者に選ばれました」 少年の疑問に、見知らぬ美女は淀みなく答えを用意した。 想像の埒外にあった状況に、少年がほんの少しだけ目を丸くする間にも、女は穏やかに言葉を連ねる。 「覚えはないでしょう。この聖杯戦争は何やら歪みを抱えていますから……あなたの世界にも数多の聖杯戦争があったそうですが、何も知らされないまま、並行世界からマスターが召喚されるなど前代未聞でしょうね」 そのような歪みがあるから私も召喚されたのでしょう、と続けた女に対し。他の思考を隅に置いて、復元された竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)を一瞥した少年は、ようやく一つ理解できたことを尋ねた。 「ということは……貴女が、俺の、今度の」 「ええ、そうです。我がマスター。人の手で鋳造(つく)られながら、人の手を越え行く小さき英雄(シグルド)。 私は、ささやかなる一時をあなたと寄り添うモノです」 女の返答と共に浮かんだ柔らかな笑みに、先程までならばこの非常時でも安らぎを覚えただろうそれを目にしたのに、少年は微かに表情を渋くした。 「……俺は、ジークだ。これは俺に命(すべて)をくれた人の名だ」 見ず知らずの己のために、先無き命である己のために、二度目の生を捧げてくれた大恩人の伝説は、当然のように自ら学んでいる。 彼から授かった命に恥じぬように、彼に肖った名に背かぬように、その気高き生き様こそを指針とするために。 だから、目の前の美女が口にした名前が、彼と縁ある男の物であることも、少年――ジークは当然、知っていた。 「同じ起源の英雄だとしても、彼は、俺を救ってくれたのはシグルドではなく、ジークフリートだ。それだけは違えないで欲しい」 知らず、視線は鋭くなっていた。睨めつけられたその先で、神鉄の鎧に身を包んだ女は、困惑と焦燥の色をその美貌に加えた。 「ああ、そんな……いいえ、そうですね。あのひとと、ジークフリートさまはまた別の竜殺し(ドラゴンスレイヤー)。いずれも天下に轟く大英雄であっても、ええ。一緒くたに見られてしまったと思えば、侮辱にも等しく感じてしまうものですよね」 手持ち無沙汰なように、内心の焦りを表すように。細く白い指先同士を絡め合わせて、女は豊かな胸の前で手を組んだ。 「ごめんない。心から陳謝致します、我がマスター。ジーク。そんなつもりではなかったのです」 微かに潤んだ瞳でこちらを射抜いた女は、次いで許しを乞うように頭を垂れた。 「ですからどうか、そんなに怒らないでください……私、困ってしまいます」 微かに肩を震わせる女の姿に、毒気を抜かれてしまったジークも一瞬、所在なく視線を彷徨わせる。 「……いや、こちらこそすまない。貴女を困らせたいわけではなかった」 それからようやく吐いた謝罪の言葉に、女から震えの気配が消えた。 ゆっくりと――その一動作で流れる長髪の動きさえ神秘の領域に至らせながら面を上げる女に、ジークはタイミングを掴みきれないながらも中断された問答を再開する。 「それで……竜殺しの英雄(シグルド)を知る貴女は」 自らの素性を問われた女は、少年の目覚めを見届けた時と同じくたおやかな――そしてそれより微かに、情熱の色を燃え上がらせた微笑みを返した。 「ええ。私はかつて彼とともに生きた戦乙女(ワルキューレ)。大神オーディンが娘。真名を、ブリュンヒルデと申します。この度は、ランサーのクラスで現界致しました」 戦乙女ブリュンヒルデ。世界でも最も有名なヴァルキリーの代名詞は、仮にジークが聖杯戦争と何の関わりを持たない人間だったとしても、確実に知悉しているだろうものだった。 即ち眼前で無防備を晒しているのは、本物の女神。神の血を引き、神の域にも届く施しの英雄(カルナ)とも根本から違う、正真正銘の神霊だ。 神霊ほどの高位存在は、最早聖杯の奇跡すら遥かに超越している。本来、彼ら彼女らがサーヴァントとして召喚されるなどあり得ない。 しかしジークは既に、彼女と同じ事例を識っていた。 それこそはギリシャの大賢者ケイローン。射手座として夜空を彩る、世界で最も有名な弓兵(アーチャー)。 元来完全な神霊である彼もまた、その身を襲った悲劇で神性を零落したが故にサーヴァントの規格に当てはまるようになり、“黒”のアーチャーとして召喚されるに至った。 同じように、裏切りの代価として父たるオーディンに神性を剥奪されたという彼女もまた、サーヴァントとして召喚できる抜け道ができていたのだろう。 「そうか……なら、安心した」 「安心、ですか?」 小首を傾げたランサー、ブリュンヒルデに、ジークは冗談めかして告げてみせた。 「失礼かもしれないが……貴女は既に、戦乙女の任を解かれている。それなら『戦死者の館(ヴァルハラ)』に招かれるわけではないのだとわかってな」 俺などが名立たる戦士と轡を並べられるとは思っていないが、と付け足しながら、もっと彼方に行こうとしていた身でありながら、一度は険悪となりかけた相手を和ませられないかと、なけなしの人間味を使って言葉を発した。 「もう一度、必ず会うと約束したひとがいる。あまり遠くに行く羽目となっては困る」 「……マスター。そんな、恥ずかしげもなく言われると……私、困ってしまいます」 何故だかランサーは、首を傾けたまま、微かに上気した頬に掌を当ててそんなことを言っていた。 ジークにはまだ、彼女が何に困っているのか、わからなかった。 ☓☓☓ 「……マスター。勝手ではありますが、あなたのことを視させて貰いました」 朝食を挟み、サーヴァントに与えられたこの聖杯戦争の知識を一通りジークに説明した後、ランサーはそのように切り出した。 微かに覗く胸元に指先を添えながらの言葉に、ジークは一瞬の後に理解を追いつかせる。 おそらくはマスターとサーヴァントの、パスを通した共鳴夢のことを指しているのだろうと。 「勝手と言っても、貴女がやったことではないのだろう。よくあることだ、気にする必要は……」 「いいえ。いいえ、違います、マスター。私の勝手で、あなたの過去を覗かせて貰ったのです」 首を振ったランサーが、掌を外したその胸元。 そこから微かに漏れる輝きを見咎めて、備えられた魔術知識と照らし合わせたジークは、彼女の言わんとすることを察した。 「ルーンか」 「ええ。私のこれは人の子が使うそれではなく、大神の直伝であるのですけどね」 即ち、原初のルーン。 全知なる大神オーディンが修めた、北欧魔術の奥義。 それを直伝され、今でも保持しているというのであれば。彼女はランサーのクラスで召喚されながら、下手なキャスターより余程優れた神代の魔術の使い手でもあるというのだ。 その腕前を持ってすれば、ジークの抱えた事情を全て詳らかにしてしまうなど、造作も無いことであったのだろう。 「そうか……俺の過去など、すぐに見終えるものだっただろう」 型落ちしたとはいえ仮にも神霊の端くれ。その凄まじさの一旦を垣間見て、ジークは受け答えしながらも微かな畏怖に打たれていた。 「はい。すべてを見させて頂きました。死の予定された殻を破るところから始まった、あなたの軌跡。短くも濃密な命の煌めきを」 対しランサーは詩を詠むようにして、ジークの過去を語り続ける。 「気高さ故、正しさ故の傲慢なる理想に憑かれた聖人との戦いを。 数多の英雄に導かれ、数多の英雄と対決したその日々を。 そして、愛しき聖女との離別と、未来に交わした約束を」 「……愛しき?」 戦乙女が大仰に語る、こそばゆいような自身の生涯の中。何故かその一言にだけ一際猛烈な羞恥心を覚えたジークは、ついその一単語を取り出していた。 「それは……何というか、その、恐れ多い表現だな」 そして気がつけば、そんな言い訳のようなことを口走っていた。 彼女に――ルーラーに懸ける敬愛の情が自らの裡にあることを、疑う余地はジークにもない。 しかし彼女こそはジャンヌ・ダルク。世界に名高き救国の聖女。 おそらくは有史以来、誰より多くの人々から熱狂され、信奉され、愛された少女。 その本人と実際に面識があるのだとしても。彼女の尊き美しさに憧れたのが事実だとしても。そのように表現されると、どうしても気後れが生じてしまっていた。 しかし。 「あら。でもあの時彼女に一目惚れしたのは、紛れもないあなた自身の心でしょう? マスター」 その、記憶を覗いた女神からの、単純明快極まる指摘は。 ジークの中に残っていた、疑問にも思わなかった引っ掛かりを軽々と外してみせた。 「……そうか」 すとんと腑に落ちたそれは。とても簡単なことであったその真理は。 くすぐったいような気恥ずかしさと、締め付けられるような切なさと、 そして不思議な高揚感を、ジークの胸に齎した。 「俺は……彼女に、ルーラーに――――恋を、していたんだな」 まだ少し、戸惑うように。畏れるように、少しだけ舌先を絡ませながら、ジークは分析した自己を吐き出した。 あの、心が滲むような嬉しさ、世界が色を変えたような衝撃が…… 「ええ。遍く地に満ちる人々は、あなたの胸に宿るものを愛と呼ぶのですよ。マスター」 そんな少年の気づきを、祝福するように。慈愛の笑みを浮かべたランサーの言葉に、ジークは乱れることのなかった竜殺しの心臓が、微かに跳ねたのを感じ取った。 彼女に感じていた甘美な狂おしさ、彼女の傍に居られた心安らかな誇らしさ、彼女が遠くへ行ってしまった時の耐えられぬ切なさ、その未練を想った張り裂ける怒りを思い返して。 これが。 これが……恋。 これが、愛。 「……それで、ジーク」 やがて。衝撃となった認識を噛み締めていたジークの様子を見計らって、優しく呼びかけたランサーは語らいを再開する。 「あなたは、愛するひとのために。人の世をあるべき姿のままで営ませるために、あの大聖杯を止めるのですね? マスター」 その問いかけの答えは、自明のことであった。 故に自覚した感情を一度抑えたジークは力強く、己のサーヴァントに頷きを返す。 「ああ――天草四郎時貞の遺産は、何としても止めてみせる。 そのために彼女は命を懸けた。なら、俺も命を懸けるのにそれ以上の理由はいらない」 英雄の心臓を授けられ、伸びた背丈でもまだほんの微かに見上げる高さにある紫銀の双眸と視線を結び、ジークは断言する。 己の芯を理解したなればこそ、なおのこと。一層強固となった決意を再認しながら。 ……聖杯を使えば、彼女に会えるかもしれない。 だがそれでは、人を信じられなかった天草四郎時貞と同じだ。 いつか必ず会いに来る――願望器に縋るのは、そう約束した彼女への不信に他ならない。 ならば自分が果たすべきことは、何一つ変わらない。 それは彼女のやり残してしまったこと。聖女の祈りを実現する、邪竜となることしかあり得ない。 「……困ってしまいます」 ふと。静かに意気込むジークに対して、ランサーがそんな言葉を漏らした。 「どうした?」 「いいえ……いいえ。何でもありません。そんなことよりも、マスター」 ジークの追及に首を振ったランサーは、泳がせていた視線を正面に向け直し、尋ね返してきた。 「ではあなたは、この聖杯戦争を勝ち抜く覚悟を決められたのだと。それで、よろしいのですね?」 誓いを果たすためには、この東京から脱し、あの場所、あの時間軸に帰還する必要がある。 その願いを叶えるための最も手っ取り早く、かつ現実的な手段は、ここにジークを招いた張本人に負債を払わせること――即ち聖杯の使用に他ならない。 「……正直に白状すると、その答えはまだわからない」 しかしジークの口から漏れたのは、そんな明白な筋道の肯定ではなかった。 「貴女の、伝説の戦乙女の力を疑っているわけではない。ただ、俺がそこまでこの聖杯戦争というシステムと向き合えるのか、自信がないだけなんだ」 訝しむような目をしたランサーに首を振って、ジークは述懐を続ける。 「かつて、地獄を見たことがある。奇跡と呼ばれた聖人が、全てを懸けて変えようとしたものを」 “黒”のアサシン(ジャック・ザ・リッパー)であったものが、ジークに見せた彼女達の原点。 それは、少数の幸福のために、多数から搾取するという人間世界の統括機構(システム)。 何の正義もなく、しかして邪悪もなく。ただそういう仕組みであるからと、誰にも何もできず、ただただ無力な命から消費されていく構造。 取り除ける原因のないそれは、聖杯戦争のために消費されるはずだった自分達(ホムンクルス)の背負った運命よりなお、救いがなかった。 天草四郎時貞が二度の生涯を擲ってまで変えようとしたことも、無理はないと思えるほどに。 「……他ならぬ彼から、守ろうとしたものでもあるのだが。逃れられぬ宿業であるとも理解していても、俺は、その一部になることが怖い」 自らのように、強制されて巻き込まれたマスターもいるかもしれない。 ここまで歪んだ聖杯戦争が、真っ当に管理運営されているとも思えない。仮にサーヴァントだけを斃したとしても、その後のマスターの安全が保証されるとは限らない。 なのに、状況も理解できていない彼らを、何も考えずただ願いのために屠るとすれば、それはジャック・ザ・リッパーを生んだ者達と、何ら変わりがないのではないか? そんな悍ましい予感が、ジークにどうしようもなく躊躇を覚えさせていた。 「そうしようとしたことはあった。実際に、命を奪ったこともある。だが今更でも、それを忌避する自分がいることは否定できない」 「では――」 「それでも……答えは見つかっていなくとも。目指すべき果てを、俺は知っている」 どうすれば良いのか、はわからない。途方も無い。 だが、何をしなければならないのかだけは、既にジークは知っていたから。 言葉はすらすらと、内面を外へ発信していた。 「それがどんな形となるのかはわからない。大義のために命を奪うことを是とするのか、それに抗うのか。覚悟を決めるべき行為すら見定められてはいないのだとしても。 俺は必ず、彼女達との約束を果たす。英雄に託された、この命(誇り)に懸けて――諦めない覚悟だけは、できている」 聖杯戦争のルールに従うのか、それに抗うのか。 どんな方法を選ぶのか、何が正解なのかはわからない。 ただ、負けたくはないと思った。 短い生涯の中で出会ってきた彼らのように……戦いから逃げ出すことだけはしまいと、そう心に決めていたから。 そんなジークの様子に、ランサーはまた微かに視線を逸らして呟く。 「もう……本当に、私、困ってしまいます」 「……すまない。マスターとして優柔不断が過ぎるな」 「いいえ……いいえ、そうではないのです」 ジークの謝罪に対して首を左右に振った後。ランサーはその身に纏った雰囲気を変質させた。 「どのような道を選ぶのだとしても。何処を目指すのか、何を成すのかをもう、その心(誇り)に決めているのであれば」 透徹した眼差しで、ランサーはジークを見抜く。見透かす。 本能的な畏れを抑えて、ジークはその神たる視座に対峙する。 相手がこちらを見極めようとしているのであれば、それに応えるべきであると思考して。 「あなたは勝利を得るでしょう。私が寄り添うのだから」 そんなジークに向けて。託宣を行う女神の尊厳を以って、ランサーはその言葉を紡いでいた。 「たとえ、大神(てん)の加護がなくとも。 たとえ、世界(ほし)の加護がなくとも」 ――滔々と続けられるランサーの言葉に、そんなものは最初からなかった、とジークは思う。 だが。もし、こんな自分にも与えられたものがあったとすれば、それは。 「そして、英雄(ヒト)の加護までなくしても」 そう。こんなにもちっぽけな自分を見捨てずにいてくれた、英雄達の温情に他ならない。 しかしここにライダー(アストルフォ)はいない。アーチャー(ケイローン)も……そして、ルーラーも。 ジークを護り、導いてくれた英雄達は、その加護は、この東京には存在しない。 遺されたのは“何かに感応したように猛っている”、既に喪われたはずだった、未だこの身に余る竜殺し(ジークフリート)の力(誇り)だけ。 ……だが。受け継いだものも、託されたものもないままに、剥き出しの感情にしか頼れなかったあの最後の戦いに比べれば、それだけでも充分以上に恵まれている。 そして。さらに。 「――あなたには、この一時かぎり、ワルキューレの長姉たる私の加護があるのですから」 新たに授けられた槍は、それを担う力である女は、それでも歩みを止めない少年を、慈しむように微笑んだ。 「ですからどうかご安心を、マスター。あなたはその時ごとに、己の信じる最善を為せば良い……道が定まっていないからと、迷う必要などありはしないのです。 もちろん、かの大賢者の言葉通り。そのためにも、常に考え続ける必要はありますけれど。そのお時間ぐらいは、私が用意してみせましょう」 「……そうか」 「ええ」 短い意思確認の言葉の後、ジークはもう一度、自らのサーヴァントに頷いた。 「なら、その言葉に甘えさせて貰うとしよう。よろしく頼む、ランサー」 少年の迷いなき言葉に、ランサーはにこりと微笑んだ。 ☓☓☓ ……疼く。 仮初の肉を得たこの身体の芯が、じんわりとした熱を帯びて、疼き出す。 滾る炎に、これはいけない、と自覚しながらも。昂ぶりを抑えながらも、ランサーは自らのマスターとなった少年を盗み見る。 あどけなさを残した端正な容貌を、銀を溶かしたような髪で儚く彩りながら。しかしその紅玉の如き瞳には、死を目前にしてもなお、自らの為すべきことを為さんとする勇ましさがある―― 小さく稚い、けれど尊き愛の為に戦うその直向きさは……かつての神造の乙女と同じく、愛するひととの再会の約束を心から信じる人造の少年の姿は……まるで、子弟を見守るような暖かさをこの胸にくれるけれど。 この少年は、こことは違う時代、違う地平の東京で見たあの少年と同じ、幼くも清廉な魂――戦乙女を惹きつける魅惑の輝きをも、備えていたのだ。 ましてやその命に、戦乙女の一人としてではなくブリュンヒルデという名の一人の女が唯一愛した、あのひとと……限りなく近い、英雄の残滓まで散りばめられてしまっていては。 ……人の世の正しき存続を願う、この愛らしいマスターの力になりたい。 そして、彼が呪わしき悪竜現象(ファヴニール)に変わり果ててしまう前に、英雄(ヒト)として死なせてあげたい。 それが、聖杯に託す最愛の夫(シグルド)との再会とは別にブリュンヒルデが抱いた、此度の聖杯戦争での願いであった。 ……なのに、なのに。 嗚呼。 最早戦乙女の任は解かれていても。既に人間の女に変生を遂げていたのだとしても。 生まれ持ったその本能(機能)は、未だこの魂に在り続けていて。 幼くも真っ直ぐな主があまりに愛らし過ぎて、それまでに、つい手を出してしまわないのか……果たして最後まで耐えられるのか。 こんな御馳走を前にしてしまっては、とても我慢しきれる自信がなくて。 (私……困ってしまいます) ランサーが心に秘めた声は、彼女の次なる宿り木と見初められた小さき英雄には――少なくとも、今この時は、まだ。 届くことは、なかった。 【マスター】ジーク@Fate/Apocrypha 【マスターとしての願い】 ルーラーの信じた人類のため、天草四郎時貞の残した大聖杯を止める。 そしていつかまた、ルーラーと会いたい。 【weapon】 なし 【能力・技能】 ホムンクルス故、生まれた時点で一流と呼ばれる魔術師ですら及ばない一級品の魔術回路を有する。 魔術としては手で触れた物体の組成を瞬時に解析し、魔力を変質・同調させ、最適な破壊を行う『理導/開通(シュトラセ/ゲーエン)』と呼ばれるアインツベルンの錬金術を元にした強力な攻撃魔術を行使する。なおこの組成解析は一度触れた物なら次からはその工程を飛ばして銃弾に傷をつけられる前に発動できるほどになるが、逆に解析から魔力の変質までの間に組成を変化させることで防がれたこともある。 『竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)』 “黒”のバーサーカーの宝具の余波により再度蘇生した際、“黒”のセイバーの心臓が触媒となり、悪竜の呪いからジークの左手に発現した、全く前例の無い令呪。 その能力は名の通り、余命を削ることを代償に“黒”のセイバーに変身できるというもの。一画につき三分間限定で自らの体に英霊ジークフリートそのものを憑依させ、その身体能力、戦闘経験値、宝具を含む保存能力を完全具現化し、ジークの意志で行使することができる。また変身だけでなく、自己強化に用いることもできる。 更に通常の令呪と同じく聖杯戦争のマスター資格として認められ、サーヴァントとの契約や消費分の補填が可能であり、此度の聖杯戦争でも聖杯より授けられた令呪として復活。 通常の令呪は使用する度に消えていくが、この「竜告令呪」は使用後も聖痕のような黒い痣が残り、使用者を肉体的、精神的に蝕んでいく。 黒い痣の正体は竜鱗であり、最終的には竜の血に肉体が耐え切れなくなって死亡してしまう。 なお現在のジークは一度令呪を使いきったために竜化が進行しており、その影響から、次から転身した姿には本来のジークフリートにはない竜の角と翼、そして尻尾が生えてしまっている。 これは「ジークフリートが今以上の竜の呪いの影響を受けた“もしも”の姿」として確立されており、もしも既にセイバー・ジークフリートが存在していても、もう一つの側面として現界が可能となっている。 以下、「竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)」発動時の“黒”のセイバー(ジークフリート)としての能力。 【パラメーター】 筋力B+ 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運E 宝具A 【保有スキル】 対魔力:- 騎乗:B 黄金律:C- ガルバニズム:B 生体電流と魔力の自在な転換、および蓄積が可能。魔風、魔光など実体のない攻撃を瞬時に電気へ変換し、周囲に放電することで無効化する。 また蓄電の量に応じて肉体が強化され、ダメージ修復も迅速に行われるようになる。 このスキルのみ、他のスキルと異なり「竜告令呪」での変身を介さずともジーク自身の肉体に宿っており、常時機能している。 そのため事実上、契約したサーヴァントに無尽蔵の魔力供給を可能としている。 【宝具】 『幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)』 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人 竜殺しを為した、黄金の聖剣。その逸話から竜種の血を引く者に対しては追加ダメージを与える効果を持つ。 柄に青い宝玉が埋め込まれており、ここに神代の魔力(真エーテル)が貯蔵・保管されていて、真名を解放することで大剣を中心として半円状に拡散する黄昏の剣気を放つ。 他の対軍宝具を遥かに上回る連射速度を持ち、特にジークの場合、サーヴァントのジークフリートにはないガルバニズムのスキルにより、彼さえ上回る連射を可能にする。 『悪竜の血鎧(アーマー・オブ・ファヴニール)』 ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:- 防御対象:1人 悪竜の血を浴びることで得た常時発動型の宝具。 Bランク以下の攻撃を完全に無効化し、Aランク以上の攻撃でもその威力をBランクの数値分減殺する。正当な英雄による宝具の使用がされた場合はB+分の防御数値を得るが、反英雄や竜殺しの逸話を持つ攻撃にはBランク分の宝具防御値しか適用されない。 伝承の通り、背中にある葉の様な形の跡が残っている部分のみその効力は発揮されず、その箇所を隠すこともできないという弱点がある。 『磔刑の雷樹(ブラステッド・ツリー)』 ランク:D~C 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉 30人 “黒”のバーサーカー(フランケンシュタイン)から受け継いだ第二種永久機関を用いた宝具。相手に組み付き、己の身体諸共に敵を撃ち貫く捨て身の雷撃。 本来は使用者の命と引き換えに放つ自爆宝具だが、ジークのものは不完全であるため、オリジナルほどの威力を発揮できない分、反動も死に至るほどのものではなかった。 ジークの肉体そのものに宿る力であり、上記二種の宝具とは異なり発動に「竜告令呪」での変身を必要としていない。 【weapon】 『幻想大剣・天魔失墜』 【人物背景】 ユグドミレニア一族がアインツベルンの技術を流用して生み出したホムンクルスの一人。 本来サーヴァントへの魔力供給をマスターから肩代わりする消耗品として設計された量産品の一つだったが、奇跡的な偶然で自我に目覚め、“黒”のライダー(アストルフォ)の助力を得て脱走を果たす。 その後、追ってきた魔術師ゴルド・ムジーク・ユグドミレニアの手にかかり重傷を負うも、“黒”のセイバー(ジークフリート)が自らの心臓を彼へ分け与えたことにより蘇生する。 この時から恩人であるジークフリートにあやかり、ジークと名乗るようになる。 サーヴァントの心臓を持つホムンクルスという歴史上類を見ない存在となった彼は、ただの人としてならば充分に長生きできるだろう生命力を得た。しかし『自由』を得ても自らの願いが分からず思い悩んでいた中、ルーラー(ジャンヌ・ダルク)との邂逅を経て、“黒”のサーヴァント達が自分を助けてくれたように、自分の捜索を命じられながら見逃してくれた同胞達を救う事を決心する。 そのために飛び込んだ戦いの中、“黒”のライダーに助勢しようとした結果“赤”のセイバーの剣に斃れるものの、“黒”のバーサーカーの宝具の余波で二度目の蘇生を遂げる。同時に『竜告令呪(デッドカウント・シェイプシフター)』を発現し、“赤”のセイバーと再戦。能力は万全でも、ジークの精神が追い付いていなかったことに加え令呪の補助を受けた“赤”のセイバーには敗れるが、『悪竜の血鎧』の力で生き残り、同胞の解放を成し遂げる。 その後は聖杯戦争を司る監督役たるルーラー、及び命の恩人にして無二の友でもあり、自らのサーヴァントとなった“黒”のライダーの助けとなるべく、自らの意志で聖杯大戦に参加。またホムンクルス達と和解したゴルドを始めとするユグドミレニアの残党とも同盟を結び、共同生活を開始する。 最終決戦では“黒”のライダーと共に空中庭園に接近し、“黒”のセイバーと因縁深き“赤”のランサーと対峙。そこで赤陣営のマスター5人の救助を彼から依頼され、その交換条件として「3分以内にジークを倒せなければ見逃す」という約束をフィオレとカウレスが取り付けたことで、“赤”のランサーと3分限りの対決を行うことになる。 神殺しの槍によって齎される確実な死を前にして、少年は「もう一度ルーラーに会いたい」という自らの願いに気づく。そのために残された竜告令呪を全て注ぎ込み、“赤”のライダーの宝具を譲り受けた“黒”のライダーのアシストもあって辛うじてこれを下し、先へと進む。 その後、庭園中枢部では敵の首魁たるシロウ・コトミネ(天草四郎時貞)と対面、ルーラーの死を受けて最後の戦いを開始する。弱体化しているとはいえサーヴァントであるシロウに劣勢を強いられるも、“黒”のバーサーカーから得ていた第二種永久機関を活用して追随、最後は捨て身の「磔刑の雷樹」によって勝利を掴んだ。その後、既に起動してしまった大聖杯を止めるため、竜告令呪の代償により竜となりかけている自身の体と聖杯の残存機能を用いようとした彼は死の直前、何の因果かこの東京に召喚されてしまうに至った。 【方針】 願いのために戦うが、この聖杯戦争を勝ち進むべきなのかはまだわからない。 ただ、意味なく命が消費されるようなことだけは、許したくない。 【クラス】ランサー 【真名】ブリュンヒルデ@Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ&Fate/Grand Order 【人物背景】 北欧の大神オーディンの娘、戦乙女ワルキューレの一人、ブリュンヒルデ。北欧神話に於ける悲劇の女。 『ヴォルスンガ・サガ』において大英雄シグルドの運命の相手であるシグルドリーヴァと同一視される戦乙女であり、古エッダ『シグルドリーヴァの歌』『ブリュンヒルドの冥府への旅』でも同様にシグルドと恋に落ちるワルキューレとして語られている。 ワルキューレの長姉として神霊の身であった頃には自我の薄い人形のように振る舞っていたものの、父たる大神の怒りに触れて地へ落とされてから後、シグルドとの出会いで愛を知り、人間の性質と人格を有するようになった。 英雄シグルドのことを誰よりも愛して止まなかったものの、呪われた悲劇の運命の果てに殺意の炎を抱き、やがて彼を殺し、我が身をも灼き尽くすことになってしまった。 【ステータス】 筋力B+ 耐久A 敏捷A 魔力C 幸運E 宝具A 【属性】 中立・善 【クラススキル】 対魔力:B 魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。 【保有スキル】 騎乗:A 乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。 魔力放出(炎):B 武器・自身の肉体に魔力を炎として帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。 ルーン:B 北欧の魔術刻印・ルーンを所持することを表す。 その中でも彼女は、大神オーディン直伝の「原初のルーン」を所持しており、その出力は現代のルーン魔術の数百万倍とも評されるほど。 但し原初のルーンを持って現界した場合、ランサーは『死がふたりを分断つまで』以外の宝具を使用できない。 神性:E 神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。 【宝具】 『死がふたりを分断つまで(ブリュンヒルデ・ロマンシア) 』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 運命の相手への深い愛憎の情を、生前に使用した魔銀(ミスリル)の大槍として形成させた宝具。 ランサーの裡に燃える「愛」が高まるほどに槍の性能が強化され、重量とサイズが増大する。 どれほど巨大化しても、ランサーの槍捌きを鈍らせることはない。 ランサーが強い愛情を抱く直接の相手を攻撃対象とした場合、さらに威力が跳ね上がる。重量は数百倍になり、原子分解攻撃にも等しい破壊力を発揮、窮極にまで愛が深まれば神すらも殺し得る一撃必殺の力と化す。 最愛の相手であるシグルドにこそ最大の威力を発揮するが、彼と起源を等しくし、同一視されることもある英雄ジークフリートに対しても、それに迫る効果を得ることができるだろう。 但し、「愛情」ではなく「嫌悪」した相手には宝具が全く通用しないという極端な性質もあり、場合によってはまるで無力になってしまう脆弱性を抱えている。 【weapon】 『死がふたりを分断つまで』 【サーヴァントとしての願い】 愛らしいマスターの助けとなり、人の世を終わらせないために戦う。 その上で彼が呪いで悪しき竜(ドラッヘン)と化す前に、英雄(ヒト)として殺してあげたい。 ――そして叶うならば、願望器の力で最愛の英雄(シグルド)と再会したい。 【基本戦術、方針、運用法】 高く纏まったパラメータを誇る、オールラウンダーな槍兵。 強力な対人宝具と、対軍宝具に匹敵する破壊力と自在な飛行を始めとした万能性を付与できる原初のルーンによって優れた戦闘力を有し、しかもマスターであるジークがガルバニズムのスキルを持つため、彼との距離が離れ過ぎなければ常に全開の魔力行使が可能と、知名度に相応しい高性能を誇る。 そのため戦闘においては、正面からの正攻法だけでも充分な戦果を期待できるだろう。 但し、メインウェポンである『死がふたりを分断つまで』は、通常サーヴァントとして召喚される大半の英雄には充分な威力を発揮するものの、ランサーが愛を感じないイレギュラーな相手には無力化されてしまうため注意が必要。 そんな時は、より純然かつ安定した戦闘力を持つセイバー・ジークフリートへとマスターであるジークが変身し、代打を務める必要があるだろう。 なおそのようにしてランサーを救うたび、やがては戦乙女としての機能が――あるいは、シグルドと同起源の竜殺しへと転身した途端、彼女の愛憎が自動的にジークの背に槍を向けさせる恐れがあるものの、無垢なるマスターは未だその危険を認識できていない。 時系列順 Back カナエ=フォン・ロゼヴァルト&ランサー Next 安藤潤也&ライダー 投下順 Back カナエ=フォン・ロゼヴァルト&ランサー Next 安藤潤也&ライダー 候補作投下順 Back 芽兎めう&ライダー Next 夜神総一郎&セイバー ←Back Character name Next→ ジーク 000 Welcome to Tokyo crazy world! ランサー(ブリュンヒルデ)
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/26531.html
登録日:2012/06/14(木) 22 26 13 更新日:2024/04/24 Wed 19 55 15NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 ニーベルングの指輪 ニーベルンゲンの歌 ブリュンヒルデ ブリュンヒルト ラインハルトは関係ない ワーグナー ヴァルキュリア ヴォルスンガ・サガ 北欧神話 叙事詩 女王 戦乙女 戯曲 萌え属性の塊 ブリュンヒルト様とは北欧の叙事詩「ニーベルンゲンの歌」に登場する萌えキャラである。異論は認めない。 ニーベルンゲンの歌は様々な神話や伝承を集合して成り立っており、形態によって人物もかなり違う。本項は「ニーベルンゲンの歌」とワーグナーの戯曲「ニーベルングの指輪」について解説(?)する。 注 ・人物名は物語や言語によってバラバラだが本項はややこしくならないよう全ての人物名を統一しています。 ・本項目は多少曲解が含まれています。そう言うのが嫌いな方は本家Wikiへどうぞ ニーベルンゲンの歌 こちらのブリュンヒルト様は人間。イースランド(アイスランド)の女王である。 竜を倒して不死身の肉体を手に入れ、ニーベルンゲン族を打倒してその財宝を手にした英雄ジークフリートはブルグントの王、グンターの妹クリームヒルトに結婚を申し込む。そこでグンターは交換条件としてブリュンヒルト様と結婚する為に仲を取り持つよう要求する。 このブリュンヒルト様、素晴らしい美貌の持ち主であったのだが、同時に恐ろしいまでの豪傑であり、家臣が3人がかりでようやく運べるような重い槍や盾を軽々と振り回す怪力の持ち主であった。 そんなブリュンヒルト様が情けない男の妻になることなどありえず、自身の求婚者に対して「槍投げ」「石投げ」「幅跳び」の3競技で勝負し、自分に勝てれば結婚するが、負けた求婚者は殺してしまうという恐ろしい条件を出していたのだ。 過去にブリュンヒルト様に求婚する男は何人もいたが、誰一人として彼女には敵わずみな殺されていたのである。 「ジクえもんジクえもん。ブリュンヒルト様って言う超絶美女と結婚したいんだけど自分より強い男としか結婚しないって言うんだ」 「しょうがないなグン太君は。ボクに任せて。」 「透明マント〜〜〜!」 「これで姿を消して手伝ってあげるよ。」 という事で見事グンターはブリュンヒルト様に勝利し結婚する事になった。釈然としないながらも約束を守るブリュンヒルト様。実に義理堅い。 しかし初夜の晩、やっぱり勝負の内容に納得していなかったのか、ブリュンヒルト様は獣の様に猛るグンターを縛り上げてお預けプレイにしてしまった。 流石ブリュンヒルト様。ドSである。 「ジクえも〜ん!あいつ嫁のクセに旦那にお預けプレイにするよ〜!何とかしてよジクえもん」 「しょうがないなグン太君は。ボクに任せて。」 「変身マント〜!!」 「これでグン太君に化けてどっちが主かわからせてあげるよ。」 そして次の夜もグンターをお預けプレイにしようとしたブリュンヒルト様。 しかし相手はヘタレグンターではなく、12人分の力を得ることのできるマントを装備した英雄ジークフリート。 ジークフリートも死を覚悟するほどの大激闘の末、ついにブリュンヒルトは負けを認める。 そこでジークフリートもグンターと交代し、ブリュンヒルトはグンターに調教されその雄々しさにメロメロになってしまう。 正に即堕ち。ブリュンヒルト様はドSと見せかけたドMだったのだ。断っておくがこれはエロゲではない。 おまけにこの時の性交で処女を失うと同時に、怪力無双の戦闘力を失ってしまう。 もう一度断っておくが、これはエロゲではない。 10数年後、ブリュンヒルト様は義妹のクリームヒルトと「どっちの旦那がより素晴らしいか」という下らない理由で言い争いになってしまう。 「ジークフリートこそ至高。なんたって竜殺しだし。」 「何を言う。グンターこそ究極。なんたって私に勝ったし私をレイプしたし。」 「それ全部ジークフリートがやった事だしwwwww情弱乙wwwww」 「なん・・・だと・・・」 天真爛漫と言えば聞こえは良いが空気を読まず口の軽いDQN女のクリームヒルト。言ってはならない事を口走ってしまう(しかも事実をネジ曲げて)。コレにはブリュンヒルト様も大いに怒・・・ らなかった。何と屈辱のあまり自室に逃げ帰り泣き寝入りしてしまう。ブリュンヒルト様は攻められると弱かったのだ。 その後忠臣ハーゲンがブリュンヒルト様の名誉を灌ぐ為(&ジークフリートの財宝パクるため)口の軽いクリームヒルトからジークフリートの弱点を聞き出してジークフリートを暗殺、クリームヒルトの凄惨で悲劇的な復讐劇が始まるのだがそんなモノはどうでもいい。何せブリュンヒルト様、その後ほとんど出てこない。 せいぜいジークフリートが暗殺された時に「ザマァwww」とクリームヒルトを煽ったのと、フン族の地にグンターが旅立つ前にイチャコラしていただけである。 ぶっちゃけ「ニーベルンゲンの歌」においてブリュンヒルトはヒロイン降格をくらった脇役。舞台進行の道具でしかなかったのだった。哀れ。 ニーベルングの指輪 こちらは堂々メインヒロインに昇格。大神オーディンの娘で戦乙女逹「ワルキューレ」の長姉、ジークフリートの両親、ジークムントとジークリンデ(実は二人は双子の兄妹であり近親相姦だったりする)とは異母兄弟に当る。ワーグナーのブリュンヒルト様萌えは半端ではない。ニーベルングの指輪は余りに長い上にブリュンヒルト様は全編に登場するので少々割愛する オーディンの不義の子であるジークムントは死を命じられるが弟を哀れに思い、逃がしてしまったブリュンヒルト様。 ジークムントの子にジークフリートと名付けるが、大神オーディンを怒らせたブリュンヒルト様は岩山に連れていかれ神格を奪われ、目を開けた時初めて見た男を生涯愛する呪いをかけられてしまう。(何処かで聞いた話だと思った人、それは多分正解である。北斗の拳でカイオウがリンに使った破孔死還白はこれがモトネタである) 泣いて許しを乞う愛娘を哀れに思ったオーディンは岩山を「恐れを知らぬ英雄でなければ越えられない炎」で覆う事を約束。ブリュンヒルト様は安心して眠りにつく。 時が過ぎ去り成長したジークフリートは岩山に眠るブリュンヒルト様の噂を聞き、試練を乗り越えブリュンヒルト様の元にたどり着いた。そして二人は永遠の愛を誓ったのであった・・・ ここで終わらないのがワーグナー。ハーゲン(指輪のハーゲンはグンターの部下で策士気取りの小悪党)はブリュンヒルト様が持つニーベルングの指輪(世界を統べる力がある)を狙いジークフリートにクリームヒルトをあてがいブリュンヒルト様とグンターを結婚させるNTR計画を目論む。了承するグンターとクリームヒルト。 首尾よくジークフリートに忘れ薬を飲ませ、ブリュンヒルト様を忘れたジークフリートとクリームヒルトを婚約させる事に成功。 ジークフリートの協力で岩山のブリュンヒルト様を拉致する事にする。 「ジクえもん。この炎はボクには越えられないよ〜」 「しょうがないなグン太君は。ボクに任せて。」 「変身マント〜!」 「これでグン太君に化けてブリュンヒルト様を連れてきてあげるよ」 突然現れたグンターに指輪を奪われ拉致されるブリュンヒルト様。泣き叫んで抵抗するもジークフリートには敵わない。哀れ拉致監禁されてしまう。 身の不幸を嘆き啜り泣くブリュンヒルト様が見たものは自分を捨て別の女と婚約し、あまつさえ自分をグンターに売ったジークフリートの姿だった。 コレには流石のブリュンヒルト様も大いに怒・・・ったが大声でグンターやジークフリートを罵倒するしか出来ないブリュンヒルト様。しかもジークフリートには何の事かわからないので伝わらない。哀れ。 (それにしてもこの戦乙女、泣かされてばかりである) その後指輪を狙うハーゲンは復讐を誓うブリュンヒルト様に近寄りジークフリートの弱点を聞き出す。 ジークフリートを不死身にしたブリュンヒルト様だが決して敵に背を向けない男と信じ、背中は不死身にしなかった。これを知ったハーゲンはジークフリートを殺害。指輪を争いハーゲンはグンターをも殺害するが遺体からどうしても指輪が取れない。 ここで満を持してブリュンヒルト様登場。妹逹から全てを聞かされたブリュンヒルト様はジークフリートを丁重に火葬する事を命じる。詰め寄るクリームヒルトを一喝するとクリームヒルトは気圧され引き下がる。凛々しい。そして愛する男と時を同じくしてラグナロクによって燃えるヴァルハラの炎を見つめるのであった・・・ あ、どうでもいいがついでにハーゲンは指輪を奪おうとしてワルキューレに殺されました。 長々と解説したが言いたいことは要するにブリュンヒルト様がとんでもない萌えキャラだという事だけである。 戦乙女、女神、女王、ツンデレ、純愛、不幸属性、ドS、実はドM、寝取られ、泣き虫、でもやっぱり凛々しい、これだけの萌え属性を装備した御方などそうは居ない。萌えは現代日本人だけのモノではないのだ。 また、田中芳樹原作のスペースオペラ小説銀河英雄伝説においては、ラインハルト・フォン・ローエングラムの愛した座乗艦として登場している。至尊の冠を戴く英雄が終生乗り続けた事から、彼女は戦艦となってもまた愛でられている事が判明した。 追記、修正はブリュンヒルト様を泣かせてからお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 所々勘違いや間違いあるし、後で修正すっかな。 -- 名無しさん (2013-12-18 18 54 09) チ○ポには勝てなかったよ・・・ -- 名無しさん (2013-12-28 16 47 19) 北欧神話のエッダとそれを元にしたワーグナーのニーべルングの指輪のヴァルキリーであるブリュンヒルデと、ドイツ叙事詩ニーベルンゲンの指輪のイースランドの女王ブリュンヒルトは全くの別人だよ。 -- 名無しさん (2016-10-02 03 14 53) 話によっては、相手の一族郎党皆殺しにする -- 名無しさん (2016-11-20 21 09 23) こんな萌えキ……もとい女王様の名前を自分の艦の名前にした皇帝陛下の趣味嗜好はいかに……w -- 名無しさん (2016-11-22 15 05 51) 傷ついた悪姫・・・ -- 名無しさん (2016-11-22 15 58 39) ↑×3型月の話?どれオリジナルだよ。サガでは旦那が死んだ後に彼が忘れ薬盛られて図らずも自分を裏切ったことを知り、絶望して自害。それを型月では何を思ったのか狂って薬盛ったグンナル一族を皆殺して焼き払いに改悪している。ちなみにサガではグンナルはその後にアトリ王の話があるので普通に生きてます。正直、サガ調べてないだろってレベルで杜撰。 -- 名無しさん (2016-12-07 23 55 50) ↑たぶんクリームヒルトと間違えてるんじゃないかな? -- 名無しさん (2017-05-04 13 08 07) 事後報告で済みませんがヴァルキュリア(北欧神話)にリンクを張らせてもらいました。あとこちらに追記もしてますので、ご不都合などありましたらおっしゃってください。 -- 名無しさん (2017-06-04 22 13 09) ワーグナーは正攻法(?)で人妻を後添えにしたというのに、ワーグナーの描いたグンターやハーゲンはなぜこうなった。 -- 名無しさん (2018-02-18 16 04 57) ちょっと相談。 ヴァルキュリア(北欧神話)から、ブリュンヒルデに関する記述を引っこ抜いてここに統合していいですか? もちろんこのページの内容については大きく変更はしません。 -- 名無しさん (2018-05-20 09 32 17) ↑1 ちょっと思うところがありましたので上記は取り消します。お騒がせしました。 -- 名無しさん (2018-05-20 22 49 59) あさりちゃん大長編にも登場。浜野家最強(凶)のさんごと互角に戦った数少ない人物。 -- 名無しさん (2018-06-12 22 30 57) ちょくちょく挟まれるドラえもんネタがツボったw -- 名無しさん (2020-07-04 11 29 14) メインヒロインに昇格というかドイツ叙事詩ニーベルンゲンの歌より北欧神話のヴォルスンガ・サガの方が原型に近いし、古エッダとかの方が古いよ -- 名無しさん (2024-04-24 19 55 15) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/19720.html
登録日:2013/07/24(水) 22 15 04 更新日:2021/02/15 Mon 20 10 42 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 アルターコードF ジークフリード ラスボス ワイルドアームズ ワイルドアームズ3 逆襲の刃 ジークフリードとはワイルドアームズに登場するキャラクター。 一部スターシステムを採用している本作では複数の作品に「名前が同じ別人」が登場している。 本項目ではすべてのジークフリードについて記述していきたい。 初代 鋼の体と水銀の血を持つ機会生命体「魔族」であり、その頂点に位置する「終末の四騎士(ナイトクォーターズ)」のリーダー。 蒼い甲冑を付けた騎士の姿をしている。 終末の四騎士のその力は時間軸を無視し、並行宇宙に転移、素の能力で宇宙の巨大構造体を破壊する力を内包し、全能の能力を持ち、更にニンゲン、エルゥと交感する事で力を上げる守護獣(ガーディアン)を上回るほど。(*1) 守護獣さえ震撼させる破壊力の「魔槍グラムザンバー」を使いこなし、大戦時に多くの守護獣を屠った。 特に守護獣の代表的存在の四大守護獣はジークの力を恐れている。 物語の舞台となるファルガイアは守護獣が力を与えているほかに、全ての宇宙を創造し自己を持たず、「白痴の力」とされる泥の守護獣と一体化した次元が違う力と強固さを持つ惑星(*2)であるため、太古の昔にジーク等、魔族は新たな故郷とすべく侵攻する。 だが、太古のニンゲンとオーバーロード「エルゥ」、守護獣によって退けられてしまう。 その際、魔族の長であるマザーもろとも封印されてしまう。 が、現代になって封印されていた居城「フォトスフィア」をアークティカ国に発掘されたことで永い眠りから目覚める。 手始めにアークティカ国を吹雪に乗じて強襲、ギャレット(後のザック)以外の全ての人間を抹殺し、先立って発掘されていたマザーの肉体を回収する。 その後、他のナイトクォーターズと共に本格的な再侵攻作戦を開始、長たるマザーを復活させるためガーディアンによって封印されていたマザーの心臓の封印を解くため部下を使い暗躍。 主人公たちの妨害を受けながらもマザーの封印を解くことに成功するが、復活したマザーはファルガイアの滅亡を考えていたことが分かり、更に故郷である魔星ヒアデスを滅ぼした張本人であることも判明する(魔「星」となってはいるが、別世界の宇宙そのものであり、その宇宙ごと別世界に侵攻を可能とする。ヒアデスもマザーが支配した数ある宇宙の一つにすぎない(*3) ファルガイアを新たな故郷として支配するつもりだった彼は徐々にマザーを疎ましく思うようになる。 物語中盤、居城フォトスフィアに主人公たちが殴り込みをかけた際、彼らを利用して自らの覇道の邪魔となったマザーを討たせることに成功、名実ともに魔族の頂点の座を獲得する。 だが亜空間転送装置「ゲートジェネレイター」での主人公たちとの戦いで、ロディの命をかけた行動により異次元を様う良いながらもグラムザンバーと自身の力により海底に沈んだフォトスフィアに転送され、そこに残されていたマザーの残骸に取り込まれてしまう。このシーンは無印では特にホラー。 なんとかファルガイアに帰還するも、徐々にマザーに体の主導権を奪われていき、思考もマザー寄りの物へと変化してゆく。 それでもなんとか主導権を奪われないよう持ち前の精神力で耐えていたが、マルドゥークにおける最終決戦で主人公たちに敗れたことでついに主導権を奪われ、マザーに完全に取り込まれてしまう。 が、彼の執念は並大抵のものではなく、マザーを打倒しファルガイアに帰還しようとする主人公たちを崩壊するマザーの肉塊を振りほどき強襲。 下半身を失い、右腕はグラムザンバーと融合した崩壊寸前の体で「ジークツヴァイ」として主人公たちに最後の戦いを挑む。 最期は主人公たちに討ち果たされ、亜空間の崩壊とともに消えていった。 ワイルドアームズ3 スターシステムにてよく似た別人として登場。 この世界の魔族は、ニンゲンの先祖である惑星テラの上流階級層が戦うために自らの体をナノマシンによって機械の体に作り変えたという設定。(*4) デザインとしては左腕が禍々しく巨大でグラムザンバーが剣っぽくなった。 チャプター2の終盤にて預言者たちの手により情報ライブラリ「ヒアデス」よりパーソナルデータを現実世界に降魔(ダウンロード)され、生贄であったジェイナスと彼に貸し与えていたグラムザンバーに蓄えられた生命エネルギーによって復活をとげる。 預言者たちをナノマシンで魔族に変え配下に置くと、ファルガイア全土にナノマシンをばらまき、テラフォーミングを行う計画を実行する。 拠点としていた空中要塞「デウス・エクス・マキナ」で主人公たちと彼らに協力したシュレディンガー一家と戦闘する。 この作品から彼(と彼の得物であるグラムザンバー)の代名詞ともいえる大技「ネガティブレインボウ」を使用してくるようになる。 最終的に主人公たちに敗れるも、そこは執念深さがウリのジークフリード。 ドラゴン「ファフニール」と融合し「ドラグナージーク」として最期の闘いを挑む。 最期はロンバルディアのドラゴニックガンブラスターによって跡形もなく消し飛ばされた。 ちなみに3の彼はラスボスではない。 ワイルドアームズ アルターコードF 無印の一応のリメイクであるFにも当然登場。 役回りや設定は変わっていないが、見た目がリファインされた。 セリフも大きく変わっている。 CVはみんな大好き若本。 あとグラムザンバーがもう槍なのか剣なのか分からなく魔族ぽさがあがった。 追記、修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] せっかくナイトブレイザーがフィギュア化されたんだから、ジークフリードもフィギュア化されてほしいな そうしたら絶対買うのに -- 名無しさん (2013-09-23 13 55 12) 「アイテムなぞ使ってんじゃねぇ!」の人並みのしぶとさだったな。と思ったら中の人が同じだった。 -- 名無しさん (2013-11-18 23 21 43) Fのさまようよろいみたいなデザインよりオリジナルの方がいいな -- 名無しさん (2013-11-18 23 59 50) ジークツヴァイはFの方が好きだな…怪獣っぽいし -- 名無しさん (2013-11-26 21 43 09) Fのツヴァイ戦のBGMが凄くカッコ良い。その中でファイネストアーツかコンビネーションアーツが発生するとテンション上がる。 -- 名無しさん (2013-11-26 23 02 38) マザーに取り込まれるシーンはトラウマもの -- 名無しさん (2014-01-30 23 56 33) なんだかんだで魔族側のTOPは実質この人だった嫌いになれない -- 名無しさん (2015-01-25 21 08 30) 結局コイツとマザーどっちが強いの? -- 名無しさん (2015-01-25 21 09 47) マザー。設定で終末の騎士を凌ぐと言われてる、放っておくと多元宇宙も超高次元ヤバイレベルの一人だし まあ貴種守護獣級のジークも大概だろうけど -- 名無しさん (2015-02-11 15 12 01) しかしFのジーク専用曲の「魔槍」くっそかっこいいな -- 名無しさん (2015-02-11 15 12 39) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/pazdra/pages/15545.html
同スキルモンスター【編集】マーリン ベルセルク・蒼剣の覇王・ジークフリート・蒼覇王・カイゼルジークフリート・破龍皇帝・グランドジークフリート・輝龍皇帝・バスタージークフリート・バルムンク 麗乙女・プリンセスヴァルキリー・蒼翔麗姫・グレイスヴァルキリー・蒼翔姫神・ヴァルキリーレイン
https://w.atwiki.jp/umesure/pages/26.html
当時のウメスレの話題 ときどさんが西日暮里バーサスに ガマさん、ドラクエ10でゲーム内結婚 ボンちゃんの格ゲークラウド ボンちゃん20kg痩せる宣言。 マーダーフィニッシュ・ドライ アルティメット・ダーク・フレア 初お披露目 近代麻雀にウメハラの漫画が掲載。 朝日新聞にウメハラのインタビューが掲載される かずのこに彼女ができる Zリーグ発表 伊達配信「The Black Eye」に注目が集まる FAXギモトvsフェンリル10先:10-6でFAXギモト勝利 Zリーグ開幕 ウメハラが名古屋ZIP-FMに生電話で出演 3rd、第2回名古屋「夜万博」。3rdよりも北斗の世紀末っぷりに盛り上がる。 IGNプロリーグ発表 11/01(木) ・CANADA CUP Team Japanインタビュー かずのこがファンレターを貰う 11/02(金) ・顔TV! カナダ帰りのかずのこと戯れよう http //www.nicovideo.jp/watch/sm19265391 11/06(火) ・勝ちたがりTV #20 次の目標+軽快なトーク http //www.nicovideo.jp/watch/sm19295194 ボン「最近AKBが熱いね」 キャリバーV かずのこの好みの女をキャラクリエイト(なつ) ガンスリンガーストラトス アルカプ3 スパ4 25周年世界大会に向けてルーファス、セス対策 ボンちゃん少し痩せた 11/07(水) ・TOPANGA TV #67 束の間の安息 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19302350 OP ソウルキャリバーV仮装大賞(Dr.ドゥーム:シーハルク) ときどアルカプ3 (マーダーフィニッシュ・ドライ:アルティメットダークフレア ”相手は倒れている”) スパ4 マゴトーナメント(優勝:インコルーファス) マゴの残念なランクマ(全敗) ED 11/08(木) ・近代麻雀にウメハラの漫画が掲載される 11/09(金) ・顔TV 板ザンのキャリバー段位戦など http //www.nicovideo.jp/watch/sm19317569 KSK「かずにぃは土曜日は”用事”があるらしいので…」 板ザン「かずのこ忙しいってホント?」 KSK「”忙しい”らしい」 ニシキン「”なんで”忙しいんだろう?」 KSK「・・・やめろ!・・・やめたれ・・・」 11/10(土) ・朝日新聞にウメハラのインタビューが掲載される 11/13(火) ・勝ちたがりTV #21 出来ました+軽快なトーク http //www.nicovideo.jp/watch/sm19348467 OP初披露 キャリバーV パチン子vsなつ ガンスリ アルカプ3 かずのこのホークアイ査定 SF25周年世界大会に向けて対策 ふ~どエンドレス(キャミィ、ホンダ) かずのこ「対空の弁護士」??? ふ~ど、日曜のバーチャイベント告知 ED初披露 勝ちたがりTV OP http //www.nicovideo.jp/watch/1352919027 11/14(水) ・TOPANGA TV #68 発表+トーナメント http //www.nicovideo.jp/watch/sm19355214 OP Zリーグ発表 タイトル:アルカプ3 毎週TOPANGA TV内でオフライン10先 キャラ替え有り トーナメント 7週で終わる予定 優勝賞金5万 出場選手発表 トーナメントくじ引き A OGTY vs ときど B アベゲン vs VX C ウダ vs ネモ D ふり~だ vs JEO アルカプ3ときどvsマゴ ときど熱帯 スパ4 マゴランクマ マゴトーナメント1(優勝:様式美キャミィ) マゴトーナメント2(優勝:マゴフェイロン) ED 11/16(金) ・顔TV! スパ4、アルカプ、3rd、ギルティ等 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19370064 11/18(日) ・フェンリルvsFAXギモト 10本先取 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19388102 結果 ○○●○●●●○●●●●○●○● 6-10 フェンリル - ユン ●●○●○○○●○○○○●○●○ 10-6 FAXギモト - まこと 11/20(火) ・勝ちたがりTV #22 ホークアイの行方+軽快なトーク http //www.nicovideo.jp/watch/sm19399330 OP かずのこアルカプ3 ホークアイの最期 ガンスト スパ4 ふ~ど、SF25周年世界大会に向けて対策 ボン豪鬼 様式美キャミィにフルボッコ 盛りのこ→森の弁護士? ED 11/21(水) ・TOPANGA TV #69 Zリーグ開催! http //www.nicovideo.jp/watch/sm19406185 新OP Zリーグルール説明 アベゲン意気込み VX意気込み Zリィィィイイグおなしゃーす ○●●●●●○●●○○●●● 4-10 アベゲン - トロン・シーハルク・ソー ●○○○○○●○○●●○○○ 10-4 VX - ダンテ・Drドゥーム・フェニックス 次週、ネモvsウダ キャリバー仮装大賞(ときどホンダ) スパ4 マゴランクマほぐし マゴトーナメント(優勝:マゴフェイロン) 新ED 11/22(木) ・ウメハラが名古屋ZIP-FMに生電話で出演 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19409222 11/27(火) ・勝ちたがりTV #23 新キャラ+軽快なトーク http //www.nicovideo.jp/watch/sm19453313 OP アルカプ3 かずのこvsふ~ど 配信不良で急遽ニコ生へ アルカプ3ランクマ ガンスト スパ4 ふ~ど、SF25周年世界大会に向けて対策 エンドレス ED 11/28(水) ・TOPANGA TV #70 Zリーグ2組合わせ目+イギリス前の総仕上げ http //www.nicovideo.jp/watch/sm19459837 OP Zリーグ2組合わせ目 ウダ、ネモ意気込み Zリィィィイイグおなしゃーす ●○●○●○●●●●●●● 3-10 ウダ - アマテラス・レッドアリーマー・ヴァージル ○●○●○●○○○○○○○ 10-3 ネモ - ノヴァ・スペンサー・Dr.ストレンジ 次週、ふり~だvsJEO スパ4 マゴランクマほぐし マゴ介護トーナメント(優勝:様式美キャミィ) マゴ介護トーナメント(優勝:マゴフェイロン) マゴキャミィ マゴキャミィvsボン豪鬼 ED ・就職ジャーナル、ウメハラインタビュー http //journal.rikunabi.com/work/job/job_vol86.html 11/30(金) ・顔TV! Guilty Gear XX AC+ ゲスト:投げ・さとぅ~ http //www.nicovideo.jp/watch/sm19475386 2012年10月へ l 2012年12月へ
https://w.atwiki.jp/1007k/pages/4786.html
編集中 ☆×10 燎原ノ舞 きたさいたま2000 はたラク2000 Rotter Tarmination(裏) X-DAY2000 十露盤2000 はやさいたま2000 mint tears 練習曲Op.10-4(裏) EkiBEN2000 夜桜謝肉祭(裏) 旋風ノ舞 エンジェルドリーム(裏) 練習曲Op.10-4 てんぢく2000 Punishment やわらか戦車(裏) メタルホーク BGM1 Kamikaze Remix 亜空間遊泳ac12.5 The Carnivorous Carnival Ridge Racer(裏) Tank!(裏) KAGEKIYO(裏) タベルナ2000 夜桜謝肉祭(表) No Way Back(裏譜面) DON T CUT(裏) IN THE ZONE よくでる2000 恋文2000 トッカータとフーガとロック 熊蜂の飛行 幻想即興曲 ケチャドン2000 闇の魂 タイコタイム ☆×9 もりのくまさん(裏) STAGE 0.ac11 お菓子刑事の歌 Rotter Tarmination(表) きたさいたま200(裏) Tank!(表) 負け犬返上 feat.蟹プリンス メヌエット 天妖ノ舞 風雲志士 百鬼夜行 白鳥の湖~still a duckling~ カレ・カノ・カノン Many wow bang!(裏譜面) アルムジカac14.0V ヌムジカac.10 もってけ!セーラーふく めたるぽりす らんぶる乱舞(裏) Ridge Racer SAMURAI ROCKET(裏譜面) Naked Glow 戦国三弦 響け!太鼓の達人 キラメキラリ ドラゴンセイバー ナックルヘッズ Dual Moon 紅 URBAN FRAGMENTS DIVE TO WORLD 風のファンタジー エンジェルドリーム(表) 太鼓乱舞 皆伝 PENETRATION デザートde焼肉(サハラ編) DADDY MULK 画竜点睛 スターソルジャーメドレー 夢色コースター No Way Back 旋風ノ舞(裏) エゴエゴアタクシ クープランの墓 メンクイミラクル 「ルスランとリュドミラ」序曲 NECOLOGY 百花繚乱 黒船来航 月下美人 スクロール・ミカ ハロー!ハロウィン ワルルーさまの歌を聴けぇ! ワールドイズマイン EZ DO DANCE フューチャー・ラボ バンビーニ わすれなぐさ 止マレ!(表裏両方) SORA-III ヘリオポーズ DON T CUT(表) さいたま2000 メカデス。 KAGEKIYO ☆×8 ブルちゃんのおや2 大改造!!劇的ビフォーアフターメドレー ドン・エンガスの笛吹き SORA-I アースライズ 前略、道の上より ブラック★ロックシューター らんぶる乱舞(表) スペランカー DANCE2 feat.ソイソース I Want “HELLO!!” スーパーマリオブラザーズ 名乗り(天上) NIGHT OF FIRE Do-Dai My Soul,Your Beats! 激動 distance おもちゃの兵隊の行進 ハレ晴レユカイ(表裏両方) トータル・エクリプス 2035 DESERT STORM アフターダーク バーニングフォースメドレー ラプソディ・イン・ブルー 「軽騎兵」序曲から 戦え!T3防衛隊 ~GDI mix~ SAMURAI ROCKET(表譜面) ねがいごと☆ぱずる 残酷な天使のテーゼ(裏) 蛻変~transformation~(裏) 風雲!バチお先生(裏譜面) 拝啓、学校にて…(裏) 88 LOVEずっきゅん さくらんぼ エージェント夜を往く きらきらキララ☆彡 季曲(裏譜面) PaPaPa Love われら無敵のドコン団 TE-20 SPLENDOR 常闇の森 序章「邪神復活の夜」 リパブリック産科 龍馬伝 春遊 ~happy excursion~ リンダは今日も絶好調 バクチ・ダンサー トライアングラー HOT LIMIT イカSUMMER にんげんっていいな メルト スリラー 俺ら東京さ行ぐだ 蓄勢~GEAR UP~(裏譜面) ソウルキャリバーIV ハッピー☆彡 Climax Jump 「仮面ライダー電王」より アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士 ロマンス 蓄勢 ~GEAR UP~ Hole in the wall RHYTHM AND POLICE Sweet Lay relations エレクトリカルパレードのテーマ ポリリズム アメイジンググレイス LIFE レイン Brightdown 「D.Gray-man」より ウッーウッーウマウマ ピラメキたいそう Many wow bang!(表譜面) DAYBREAK S BELL イケナイ太陽 銀色の空 shiny smile 風雲!バチお先生 オーバーマスター ☆×7 気分上々↑↑ 伝説の祭り ドラゴンスピリットメドレー ユルユルでDE-O! SORA-II グリーゼ581 シンフォニック モトス ユウガオノキミ モンスターハンターメドレー 夏のドナサマー みかんのうた 拝啓、学校にて… 天国と地獄 序曲 もじぴったんメドレー きみにタッチ! Alright! ハートキャッチプリキュア! プリキュア5、フル・スロットル GO GO! 七色ハーモニー ROCKET DIVE フンダリーケッタリー 366日 Jungle P 塊オンザウィングス しゅごしゅご! ニホンノミカタ 響け!太鼓の達人(裏譜面) 風になりたい ゴーゴー・キッチン 残酷な天使のテーゼ(表) スーパーマリオブラザーズ 剣士の入場 プルメリア~花唄~ たらこ・たらこ・たらこ 星条旗よ永遠なれ 序曲「フィガロの結婚」 ミッキーマウス・マーチ Stairway Generation 曇天 I Was Born To Love You スタートリゴンのテーマ ALONES 「BLEACH」より GO MY WAY!! RISE CHU-BURA 行進曲「くるみ割り人形」から School Days パパマママック ソウルキャリバーII ナムコットメドレー 豪石!超神ネイガー 抱いてセニョリータ 獣拳戦隊ゲキレンジャー カルメン組曲一番終曲 めちゃモテ I LOVE YOU ラデツキー行進曲 ポニーテールとシュシュ Onaraはずかしくないよ Ring a Ding Dong TVCM「NTTドコモ」より 友情ぽっぷ Lifetime Respect -女編- 花 ウィリアム・テル序曲 創聖のアクエリオン Be your wings GO-GO たまごっち! ヒーロー SEVENTH HEAVEN Over the Future LISTEN TO THE STEREO!! VICTORY 勝って泣こうゼッ! TVアニメ「イナズマイレブン」より 神さまのBirthday 羞恥心 嘘 O2 はまぐりボンバー メーデー 少女S 毎日かあさん いぬのおまわりさん 季曲 Hero s Come Back!! 「NARUTO-ナルト- 疾風伝」より ボレロ 蛻変~transformation~(表) ここにいるよ feat.青山テルマ まねきねこダックの歌 LOVE RAIN ~恋の雨~ ☆×6 ゲゲゲの鬼太郎 やわらか戦車(表) ラ・カンパネラ ハピハピ CHA-LA HEAD-CHA-LA 愛しい人へ WON T BE LONG ケロッ!とマーチ そばかす じょいふる LOVE 2000 プリごろ太マーチ 勇気りんりん ストロベリmelody Lovin Life 天装戦隊ゴセイジャー 侍戦隊シンケンジャー 名探偵コナン メイン・テーマ 勇気100% 気まぐれロマンティック ドドドドドンだフル! 夏祭り Love so sweet ヤッターマンの歌 ハム太郎とっとこうた「とっとこハム太郎は~い!」より チャンス! アララの呪文 浮世CROSSING My Sweet Darlin Sha la la -アヤカシNIGHT-「結界師」より ホタルノヒカリ 透明だった世界 アナタボシ 天体観測 PEACH キン肉マン Go Fight! 宇宙戦艦ヤマト W-B-X 〜W‐Boiled Extreme〜 千の夜をこえて ブルーバード 海雪 君が主役さっ! 銀河鉄道999 I SHOULD BE SO LUCKY Butterfly Shooting Star ハイタッチ! また君に恋してる TRAIN-TRAIN リンダリンダ マタアイマショウ 喫茶レイン Break the Chain おもちゃのチャチャチャ 虹 Journey through the Decade Dragon Soul Allegro Cantabile Love Forever 茜色の約束 ☆×5 サザエさん一家 にんげんっていいな「まんが日本昔ばなし」より タッチ 小さな掌 ロッキーのテーマ ひまわり パンパカパンツ WINDING ROAD 六本木~GIROPPON~ 泣かないで プリキュア5、スマイル go go!「Yes!プリキュア5」より FIREWORKS ラブ・ストーリーは突然に リルラリルハ サイコー・エブリデイ! きみのあかり 遥か 愛のうた フコウの国のお姫さま グロリアス マインド 三日月 そばにいるね 愛をこめて花束を ☆×4 モンタギュー家とキャピュレット家 黄ダルマ2000 ぷるるんっ!しずくちゃん 夢をかなえてドラえもん 炎神戦隊ゴーオンジャー Let s!フレッシュプリキュア!~HYBRID VER~ Let s!フレッシュプリキュア! 踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭 おどるポンポコリン Together Pure 道 蕾 ☆×3 素直になれたら アンパンマンたいそう 愛唄 ドラえもんのうた 歩み おしりかじり虫 手と手つないでハートもリンク!! 序曲IX アンパンマンのマーチ ☆×2 キセキ ☆×1 もりのくまさん(表)
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/6724.html
超獣ソウルキャノン アンコモン 火 4 呪文 ■S・トリガー ■自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。こうして破壊したソウルを持つクリーチャー1体につき、カードを1枚引く。 (F)彼らの犠牲は無駄にはされない。 作者:まじまん 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/642.html
(投稿者:店長) - いよいよ、前兆が見え始めた。己の死……機能停止の、である。 周囲には気丈に振舞っていたが、そろそろ命の蝋燭の炎が尽きようとしている。 体を激痛と脱力感とが襲う。呼吸することが最早苦痛を伴うようになってくる。 それでも、今日は倒れるわけにはいかなくなった。 廊下を歩いてくると、ジークフリートが真正面から歩み寄ってくる。 その歩みにはどこか勇ましく。堂々としたものだった。 ジークフリートはブリュンヒルデの進行方向を塞ぐように立つ。自然とブリュンヒルデは立ち止まらざるを得なかった。 「何か用ですか?」 「──貴女に再戦を申し出ます」 バルムンクをへし折ってから、ジークフリートとしゃべることが無かったブリュンヒルデは咄嗟に言葉が出なかった。 漸く復帰して言葉を投げかけるまでの間、ジークフリートはまっすぐブリュンヒルデを見ていた。 その瞳に、以前のような弱さは伺えない。戦う者が持ちえる、強い意志を伴ったものだ。 「……大層な自信ですね」 口と思考とが、真逆する。 口ではジークフリートの意志を損なわないように、闘志を煽るように罵る。 思考は、ここまで成長したジークフリートに期待を膨らませていく。 「いいでしょう。──薔薇園まで来なさい」 ──貴女の成長、見せてもらいますよ。 ☆ 薔薇園。ここはブリュンヒルデが暇を見つけては育てていた薔薇を、多くの文官や召使らの協力を得て育ててた場所である。 その甲斐あってか、一面に広がる赤い花弁は絨毯のように広がっている。 薔薇の絨毯を歩み、対峙するはジークフリートとブリュンヒルデ。 互いの得物を構える。両者共に殺意を出す。……ジークフリートはこの時、今まで感じていた違和感を漸く理解できた。 ──敵意が、ない。 バルムンクをへし折った時、ブリュンヒルデは殺意を持って挑んできた。 それは武を持つものが相手と対峙するときに自然と湧き出てくるもの。 一方の敵意は相手を相容れない存在と認識したときに吹き出てくるのだ。 しかし、ブリュンヒルデは殺意こそみせるものの、そこに敵意はない。 ジークフリートに対して、あの仕打ちは害意あってのものでは……なかったということになる。 ──ああ、やはり貴女は優しい。 ジークフリートも、尊敬するべき相手に対して敵意を捨て去る。纏うのは殺気のみ。 ピリピリと、互いの殺気が心地よいと感じていた。 今にして思えば、彼女が求めたのは意識だったのかもしれない。そうジークフリートは考える。 心が折れれば、強さなど発揮できないのだから。 殺気が互いの間で溜まる。互いに得物を繰り出せる直前で静止させる。 それがいよいよ臨界点を超えようとしている……それが弾けた時、両者の最後の激突が始まった。 「──帝国最強。その称号には帝国の威信と臣民全ての信頼の重みがあります…… さあ、貴女はそれを背負う覚悟はあるか!!」 彼女はその巨大な黒槍を振るう。 突き、薙ぎ、払い、斬る。変幻自在な太刀筋の軌跡は最早黒い雨と風であった。 その一撃一撃にこもる威力は、されどジークフリートの構えるバルムンクの迎撃によって遮られる。 「──その覚悟は、ある!!」 「──よくいったぁぁぁぁ!!」 互いの間に広がる火花に、黒と白銀の軌道が折り重なる。 金属の削られる音とぶつかり合う音とが、ほぼ連なった和音として木霊する。 互いに一歩も譲らず、前進や後退すらない。 黒い暴風と白銀の閃光との苛烈なる応酬の光景は、騒ぎを聞きつけてやってきた周囲にいる者らの言葉を封じた。 巻き上がる風と両者の動作によって、踏みしめている花園の花弁が舞う。 火と生の花とが二人の演舞じみた剣劇を彩っていく。 そう、これは神聖不可侵の儀式。 真に英雄か英雄を認めるが為の通過儀礼。 目まぐるしく飛び交う刃の応酬。 一合から十合、百合と瞬く間に増える軌跡の応酬の最中、互いに討つべき敵を見据える。 先に動いたのはブリュンヒルデ。その黒と金色の槍による素早い突きを繰り出す。 その鋼の筋道に対して、バルムンクによって真正面から逸らすためにそれ目掛けて振り下ろす。 突きを逸らされるのは織り込み済みか、すぐに手を支点とした円の運動で石頭による打撃をジークフリートの後頭部目掛けて繰り出す。 自身に飛び掛る危機に対してジークフリートはしゃがむことでその一撃をやり過ごし、 がら空きになったブリュンヒルデの横腹に一撃を打とうと振るう。 その一撃もまた踏み込み、立ち位置を変えることで衣服に掠らせることに成功したブリュンヒルデ。 回避と同時に動かしたその足は攻撃のための予備動作。 ジークの右肩から左脇の袈裟を引き裂かんと速度と威力に秀でた叩き切りに、 迎撃をせずに振り下ろされる直前に死角──ブリュンヒルデの左側面へと滑り込むことでかわす。 「──ああ!!」 気合の声と共に槍の強引な軌道変更を行うブリュンヒルデ。 一度は地面にめり込みそうなほどに加速していたソレを、軋ませながら掬い、巻き上げる。 だが、無理やり行った動きは正確さに劣っていた。その上体勢も崩れている。 伸びきったところを、狙い済ましたかのようにジークフリートの巨剣の横一線が飛ぶ。まさにこのままいけば胴切りが決まる…! その一撃はしかし、ブリュンヒルデに命中することは無かった。 咄嗟に上空へと飛び、ジークフリートに装甲を纏った脚による蹴りを繰り出す。 バルムンクの腹をつかって受け止めるのを見たブリュンヒルデは、そのまま踏み台にして距離をとる。 そして互いの距離が、距離にして3m。 「──次で決めます。ブリュンヒルデ」 「──笑止」 両者は構える。次の一合で決着をつける為に、これ以上ないものを繰り出すために。 表情はそのままに、しかしブリュンヒルデの心のうちは晴れやかであった。 ──よくぞ、ここまで。 この日をどれだけ待ち望んだであろうか。 己を超えるほどの力を身に付け、そして皆が見ているこの場で決着がつくこの日を。 己の寿命の最期の戦いを。残された最後の力を燃やしつくし、貴女との戦いに捧げれるこの瞬間を。 そして貴女という武と、なにも柵も無く競うこの時を。 ブリュンヒルデは、愛しい子をみる母親とはこのような感情を抱くのではないだろうかと考えてしまう。 ──それにしては、母親失格でしょうけども。 無言でにらみ合う二人の間に、薔薇の散った花弁が舞い降りる。 それら地面に落ちたと同時に。 その一瞬、世界は無音。 ジークフリートとブリュンヒルデの得物同士が接触する火花が一際大きく咲き、、一際甲高い音が木霊した。 ドス、と何かが花園に突き刺さる。 それは黒い……儀礼重槍ヴォータンの穂先と柄の一部であった。 両者共に本来いた位置から入れ替わっている。 二人の顔はそれぞれ……ブリュンヒルデの顔は安堵に、ジークフリートは茫然とを浮かべて。 「──見事です。ジーク」 「…、………はい」 ジークフリートは今まで見せていた態度とは違う様子に不意を打たれる。 それでも、すぐさまに返事を言えた。 目覚めて間もない頃の、優しいブリュンヒルデを思い出したから。 「胸を張りなさい。……今このときから、貴女が帝国の最強を名乗るのですから」 「……」 次にジークフリートに込みあがってきたのはうれしさ。 あのブリュンヒルデに認めてもらったという感激と、ここまで這い上がってこれた自身に対する感動とが彼女を感涙させている。 僅かに零れる嗚咽の声に、ブリュンヒルデは苦笑する。 「老兵は去るのみです。ジーク──帝国を頼みます」 折れた槍の先をそのままに、彼女は一度も振り返らずに歩み去っていく。 潤んだ視界で見送るジークフリートには、その光景を忘れることはできなかった。 関連人物 エントリヒ皇帝 ブリュンヒルデ ジークフリート